〒761-0303 香川県高松市六条町166

お問い合わせ

香川県 高松市 下肢静脈瘤 日帰り手術 動脈硬化 足 むくみ 静脈瘤

トップページ院長・スタッフ紹介院内紹介当院のコンセプト交通アクセス

むくみ・潰瘍

コンテンツメニュー

院長コラム

この道走ろう日記

思い出のこの道走ろう日記

ウルトラマラソンの世界

左のQRコードを読み込んでいただくと、携帯サイトがご覧いただけます。

トップページ»  むくみ・潰瘍

浮腫(むくみ)と腫れ(はれ)の違い

「脚(足)が腫れるんです」といって外来を受診される方がしばしばいらっしゃいます。
いつもより脚(足)が太くなってしまった状態を一般的に腫れたと表現しますが、医学用語では腫脹(しゅちょう)swellingといいます。部分的にしろ広い範囲にしろ、肉眼的にいつもより太くなった状態の総称です。原因としては感染、炎症、血腫、脂肪組織が増えた、筋肉が増えたなどで、浮腫(むくみ)edemaもこの中に含まれます。たとえば、足を何かにぶつけて(打撲して)ふくれてきた場合や運動会で走って翌日ふくらはぎが固く太くなってしまった場合、膝を傷めて間接の中に水が溜まってきたような場合も腫脹です。一方、むくみというのは腫れの中でも細胞と細胞の間に水(組織液)が過剰に溜まった状態のことをさします。夕方になって足首の上に靴下の「輪っか」がはいってしまうような状態がそれです。 浮腫がおきると皮膚をつまみ上げにくくなり、皮膚を指で5-10秒圧迫した場合に指の跡が残ったりします。(時には残りにくい浮腫もあります)

浮腫はなぜおきるのか

皮下脂肪の間の水は血管からにじみだしたものです。血管は水道管とは異なり、その壁を通して水分が出入りします。昔、学校の理科の実験で、濃い水溶液と薄い水溶液の間にセロハン紙をおくと、薄い水溶液の量が減ってしまう現象があったでしょう?これは両者の濃度が等しくなるように水が移動したことによります。浸透圧ですね。また濃度が同じ水溶液でも一方に圧力をかけると他方に水分が移動します。血管の中と外でもこれと同じ現象が起きます。さらに血管の壁を作っている細胞の隙間はセロハン紙のように一定ではなく、水を通しやすくなったり通しにくくなったりします。これを血管の透過性といいます。じんましんはアレルギーによって血管の透過性が亢進した結果です。夕方になって足首に靴下の輪っかがはいるのは、ずっと脚が心臓より低い位置にあったために静脈の内圧が高い状態が続いて、静脈内から外へと水がにじみだした結果です。しかし、寝ると脚と心臓の高さがほぼ同じになりますから、静脈の内圧が下がり、にじみだした水がリンパ管や静脈内に回収されて朝にはむくみが消えてしまうのです。

浮腫の原因をさぐる

浮腫はどこにおこっているかで原因が区別されます。例えば心臓のポンプ機能が低下した場合には顔や体、手足など全身に左右差なく浮腫がでますが、左足の静脈が詰まった場合(深部静脈血栓症)には左足にしか浮腫や腫脹がおきません。つまり、全身的か部分的か、両側性か片側性かで原因が推察できます。さらに、子宮癌術後のリンパ浮腫のように徐々に起きてきたのか、深部静脈血栓症のように突然出現したのかでも原因がしぼられてきます。
表に浮腫の鑑別の仕方をまとめています。

病態 全身性浮腫 局所性浮腫
静水圧上昇
  • 心性
  • 腎性
  • 妊娠・月経前
  • 薬剤性
  • 水分・塩分の取りすぎ
  • 静脈瘤
  • 深部静脈血栓症
  • 血管形成異常
膠質浸透圧低下
  • 肝硬変
  • 栄養失調
  • 潰瘍性大腸炎・ネフローゼなど蛋白が失われる病気
  • 貧血
 
透過性亢進
  • 血管炎
  • アレルギー性
  • 薬剤性
  • 炎症性
  • 血管運動性
リンパ管流低下
  • 甲状腺疾患などの内分泌疾患
  • リンパ浮腫
その他
  • 廃用性
  • 廃用性

写真を3枚お見せしますが、これらはすべて浮腫として来院されましたが、原因は別のものでした。

左下肢リンパ浮腫

左下肢リンパ浮腫

左下肢部静脈血栓症

左下肢部静脈血栓症

両下肢廃用性浮腫

両下肢廃用性浮腫

PAGETOPへ